オイル系パスタ

オイル系のパスタと言えば、アーリオオーリオ・ペペロンチーノ(以下、ペペロンチーノ)を思い浮かべる方も多いと思います。ペペロンチーノはにんにくの香りと旨味だけで作る、ある意味究極のオイル系パスタと言っても過言ではないと思います。だから、レシピで書くと簡単そうになりますが、おいしく作るのは実はハードルが高いパスタだと思います。

「オイル系」だからと言って、オイルで和えたようなベタベタとしたパスタは決しておいしくありません。肝は「乳化」です。ソースがきちんと乳化していると、とろんと白濁したとろみのあるソースになります。そして、素材の旨味や香りがたち、本当いパスタがおいしくなるのです。

そして、この「乳化」が何と言っても難しい。お店で食べる際も、お皿を傾けたり、パスタをちょっと持ち上げたりしてお皿の底に溜まっているソースを見てみると、思いの外、「乳化」していない脂っぽいソースのパスタが多いんです。

プロでも難しいこの「乳化」。自分も何年も「乳化」させるためにあれこれ試みてきました。そしてようやく、安定して乳化させることができるようになりました。そんな、オイル系のパスタをご紹介します。

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