ズッキーニを味わう一番のお勧めレシピが「エチュベ」。くせのない、シンプルな味わいのズッキーニは、煮ても焼いても炒めても、どんな料理にも合う名脇役的な素材ですが、そのズッキーニを「エチュベ」することで純粋に味わうことができます。
「エチュベ」とは、フランス料理の技法のひとつで、「少量の水分と油と塩で蒸し焼きにする」調理法です。スキレットなどの保温性のよい器具を使い、弱火でじっくりと加熱することで素材の旨味を引き出すことができます。
もちろん、どんな素材にも使える調理法ですが、旬の野菜を使うのがお勧めと言われています。
【材料】
- ズッキーニ 1/2本
- オリーブオイル 小さじ1
- 塩 少々
- 水 少量
- バター 5g
【作り方】
1 | ズッキーニは1cm程度の厚さに切る。 |
2 | スキレット(または厚手のフライパン)にオリーブオイルを入れ、ズッキーニを並べ、塩を振り、水を少量入れ、蓋をして弱火で加熱する。 |
3 | 途中で蓋に付いた水分はスキレットの中に戻し、常に少量の水分がある状態で蒸し焼きにする。水分が足らないようなら足す。 |
4 | 片面に焦げ目が付いたら返して、もう片面も軽く焼く。塩を振って、仕上げにバターを落として、バターを全体に絡めたら完成。 |
ポイント
- ズッキーニ以外にも、ブロッコリー、カリフラワー、人参、モロッコインゲンなどなど、旬の野菜なら何でもエチュベできます。
- 火加減は終始、弱火を保って下さい。
- バターはなくても十分おいしいですが、バターを加えることで香りとコクが加わって更においしくなります。